12月24日 ひきこもり対策特別委員会

◆委員(井上ノエミ) 
 包括的、重層的な支援体制では、各組織の間での情報共有が大変重要になります。紙のファイルを動かしていくのでは全く対応できなくなります。そのため、ICT化が大変大事になります。現在ICT化についてどのような計画をしているのか、伺います。

◎福祉保健部副参事(平井千枝) 
 現在は重層的支援体制整備事業の支援会議において、個人情報が記載された紙ベースの書類を活用して情報を共有しています。書類は会議終了後、事務局が回収して廃棄し、個人情報の管理をしています。ICT化につきましては、その辺も鑑みまして、国などの動向も注視しながら今後の研究課題とさせていただきたいと思います。

◆委員(井上ノエミ) 
 支援体制の中には社会福祉協議会などの民間組織や民間人も入ってきます。したがって、ICT化を考える場合には、個人情報の取扱いについて十分な注意が必要です。現在どのように考えているのか、伺います。

◎福祉保健部副参事(平井千枝) 
 委員のおっしゃるとおり、個人情報の取扱いについては十分な注意が必要です。社会福祉法に守秘義務や守秘義務違反に関する規定があり、それに基づき運営していきますが、更に区として9月に墨田区情報公開制度及び個人情報保護制度運営審議会に諮問し、本人外収集及び目的外利用について差し支えなしとの答申を受けました。それを受け11月の支援会議から実名で検討をスタートしており、区の担当者のほか、民間人では社会福祉協議会の担当者などが参加しています。参加に当たっては、全員が守秘義務等に関する誓約書に署名をして会議に臨み、先ほど申し上げましたが、会議終了後は事務局が回収して廃棄をするなど、個人情報の取扱いについては十分な注意を払っています。ICT化を考える際にも十分な配慮をしていきます。